主要SNSのペアレンタルコントロール設定方法をまとめました
”スマホを使うことを制限する”とよく聞きます。
では、具体的には何をどう制限すればいいのでしょうか?
この記事では主要SNSを安全に使うための機能
ペアレンタルコントロール(parental controls)
の設定方法をご紹介します。
【今回紹介するアプリ】
YouTube
TikTok
Instagram
LINE
X(旧twitter)
子供たちにいくら
「使いすぎてはだめですよ」
「いけないサイトを見てはいけませんよ」
「知らない人と話してはいけませんよ」
と言ったところで、
子供たちの取り巻く環境はそう簡単には
そこから逃れることはできません。
「事件に巻き込まれてほしくない」
「正しいスマホリテラシーを身につけてほしい」
そう思う子育て世帯の保護者様はこれを見て設定をしてみてください。
はじめよう!
ペアレンタルコントロール!

【ペアレンタルコントロールって何?】
子どもがスマートフォン(スマホ)、パソコン、ゲーム機などを安全に利用できるよう、
保護者が利用時間やコンテンツ(ウェブサイト、アプリ、課金など)を管理・制限する機能です。
語源:parental controls(=親+制限)
【主な設定可能項目】
フィルタリング
(有害サイトのブロック)
利用時間制限
アプリの制限
(年齢制限や使用範囲など)
課金制限
今回はスマホアプリのご紹介をしますが、
ほかにも
・OS(iPhone/Android)やキャリア
・ゲーム機本体の機能
・専用アプリ
などでも同様の設定ができるアプリが増えています。
ペアレンタルコントロールの設定方法
①Youtube編
Youtubeでのペアレンタルコントロールには下記があります。
ファミリーリンクアプリ(Android/iOS)
コンテンツの制限
視聴時間の管理
特定のチャンネルのブロック
動画のタイトル、説明、コミュニティガイドラインのコメント、メタデータ、年齢制限などのシグナルを利用して、保護者が不快に感じる可能性のあるコンテンツを特定し、フィルタすることができます。
制限付きモードの設定方法(13歳以上推奨)




ファミリーリンクアプリ(13歳未満推奨)
ファミリーリンクアプリってなに?
Google ファミリー リンク アプリは、
保護者が13歳未満のお子様のAndroidデバイスやGoogleアカウントの利用を
管理・見守るための無料ツールです。
利用時間制限、アプリの許可・ブロック
位置情報の確認、コンテンツ設定などが可能になります。
保護者とお子様双方のスマホ
(Android/iPhone対応)
にアプリをインストールして連携させ、
使いすぎ防止や不適切なコンテンツからの
保護、居場所の把握などを実現します。
設定方法:
①お子様専用のGoogleアカウントを作成する。
①Google アカウントの作成ページにアクセスします。
②画面上の手順に沿ってお子様のアカウントを作成します。
③お子様の名前、使用するメールアドレス、生年月日などの情報を入力します。
④お子様のアカウントに関して保護者の同意を設定するには、
保護者の Google アカウントでログインし、同意する内容を選択します。
②ファミリーリンクアプリをインストール
アプリストアで「ファミリーリンク」で検索。
下記写真内のアイコンのアプリを選択



③ファミリーリンク設定
①保護者のデバイスでファミリーリンク アプリ を開きます。
②お子様を選択します。
③[管理] [YouTube] をタップします。
④[YouTube Kids の設定] で次のことができます。
⑤コンテンツのレベル設定を更新する
⑥[検索] をオンまたはオフにする
⑦YouTube Kids へのアクセスを無効にする
詳細は下記サイトをご参考ください。
②Tiktok編
Tiktokでは下記の項目の制限が可能です。
1日の視聴時間
お子様が1日にTikTokを視聴できる時間の長さを設定できます。
視聴時間ダッシュボード
お子様がTikTokを視聴した時間の概要を以下のとおり確認できます。
・1日の視聴時間の累計(過去4週間分)
・お子様が1日にアプリを開いた回数(過去4週間分)
休憩タイムの設定
お子様のTikTokへのアクセスを制限する時間帯を設定できます。
プッシュ通知のミュート
お子様のプッシュ通知をミュートする時間帯を選択できます。
管理済みトピックを見る
お子様がTikTokでフィードをどのように
カスタマイズしているかを確認できます。
キーワードのフィルター
TikTokでお子様が利用しているフィードから除外する
キーワードリストの表示を管理できます。
制限モード
お子様にとって適切ではない、または不快である可能性がある
コンテンツをお子様が目にする機会を制限できます。
【設定方法】





子供のスマホなら【保護者とつながる】

詳細は下記サイトをご参考ください
昨今では特にTiktokでのリスクが高まっています。
保護者側での管理を強く推奨いたします。
③ Instagram編
主な機能
利用時間管理
1日の利用上限設定や、夜間のスリープモード(通知ミュート、自動返信)設定ができます。
アカウント管理
フォローしている・されているアカウント、ブロックしているアカウントを確認できます。
プライバシー設定の変更通知
アカウントを非公開から公開にしたり、DM受信設定を変更しようとすると保護者に通知されます。
コンテンツの制限: 不適切なコンテンツ(暴力的な動画など)の表示を減らす設定が自動で適用されます。
メッセージの制限: フォローしていない相手からのDMを防ぐ設定ができます。
活動の通知: 子どもが誰かをブロックしたり報告したりした際に通知を受け取れます。
【設定方法】
- 保護者と子供の両方で「ペアレンタルコントロール」を設定します。
- 保護者から子どもへ招待を送り、子どもが承認することで開始されます。
- 子どもが設定を変更しようとした際、保護者に通知が届き承認/却下できます。





子供側で承認
詳細は下記サイトをご参考ください

④Line編
LINEにはアプリ独自のペアレンタルコントロール機能はありません。
しかし、下記方法にて使用制限が可能です。
【LINEアプリ内の設定(すぐにできること)】
「LINE VOOM」関連の制限
「設定」>「LINE VOOM」で通知をオフに。
「新しい友達に自動公開」「フォローを許可」をオフにする。
「プライバシー管理」の強化:
「設定」>「プライバシー管理」から「メッセージ受信拒否」をオンに。
「IDによる友だち追加を許可」もオフにする。
「写真と動画」の設定:
「設定」>「写真と動画」で「動画自動再生」を「自動再生しない」に設定。
【端末・OSの機能を使った制限(推奨)】
Android (Googleファミリーリンク)
Googleファミリーリンクを利用し、アプリの利用制限や時間制限をかける。
iPhone (iOS)
「設定」>「スクリーンタイム」でLINEアプリの利用時間制限や
「コンテンツとプライバシーの制限」を設定。
LINEではどちらかというと、グループ内でのトラブルがよくあります。
見ず知らずの人と友だちになってしまったことによるトラブル
学校の友だちなど知り合い同士のグループ内でのいじめトラブル
迷惑メール業者トラブル
→ブロック機能や通報機能について教えてあげてください。
詳細は下記サイトをご参考ください
⑤X(旧:Twitter)編
Xにも親側でコントロールできる機能はありません。しかし、視聴制限などは可能です。操作すれば子供側でも設定変更できてしまいますが、
設定をしておいて定期的にチェックしてみてください。
【設定方法】








ファミリー向けのおススメセキュリティ対策
LINEやTwitterなどペアレンタルコントロールが搭載されていない場合、外部のセキュリティアプリを利用することもできます。
おススメのファミリー向けセキュリティソフトをご紹介します。
サイト内でペアレンタルコントロールアプリ【ノートン ファミリー】を紹介しています。
ネットの使いすぎを防止します。
時間の監視機能で、デバイスを適度に利用できます。
お子様がもっと安全にネットを使用できるようにします。
Web 利用の監視・アプリの監視・情報を得る
お子様のリモート学習環境を管理します。
スクールタイムで、お子様を勉強に集中させることができます。
お子様のモバイルデバイスを発見します。
位置情報の監視で、お子様の居場所を把握できます。
小学生・中学生がSNSトラブルに巻き込まれやすい理由

昨今はSNSがきっかけでトラブルに巻き込まれた相談を、年齢を問わず数多く耳にします。
しかし、こういった事件は後をたちません。
「そんな使い方をしているとは思わなかった」
「見るだけだと思っていた」
SNSは便利で楽しい一方、子どもにとっては危険が見えにくい世界でもあります。
①ほんとは誰かに聞いてほしい
思春期の子供はなかなか自分の本音が言えずにいることが多いと思います。
そんな中にあえて”知らない人だから言いやすい”こともあります。
「直接、面識がないからこそ、言いたいことが言える」
「愚痴っても、文句いっても、悪影響がでない」
「自分も、相手も知らないからあんしん」
といった気持ちで利用するのですが、ここで怖いのが
「気がついたら相手を信用してしまうようになった」
「優しく接してくれるので会いたくなった」
「フォローをもらってうれしくなった」
など、はじめはあった警戒心が薄れてしまうことです。
危険の多くは「悪意が見えない・気づけない」など
匿名性と秘匿性の高いネット環境だからこそ起こるトラブルがあります。
問題なのは、トラブルの入口がとても自然なこと。
普段、学校でしているコミュニケーションの延長
で考えてしまうととても危険です。
コメントをもらった
フォローされた
DMが届いた
親が考えている以上に本人たちにとってはとてもうれしいことで、相手もそれにつけこんできます
「ただ誰かに話を聞いてほしかった」
こんな些細な理由ではじめた事が思いもよらぬトラブルに発展することがあります。
②周囲からの同調圧力
子供たちのコミュニケーション方法は「通話」ではなくテキストでのやりとりに変わってきています。グループに入っていないと
「仲間外れにされる」
「何か言われないか心配」
「なんであの子は入らないの?」
という同調圧力に押されてしまい、
入らないわけにはいかない状況になります。
そんな中でテキスト(文字)での自己表現方法や
SNSアプリの使い方やリスクを知らないままに使ってしまうと
思ってもみないトラブルに発展してしまう事があります。
③趣味の合う人がほしい
SNSは広い範囲でのコミュニケーションが可能となります。
そのため、探せば自分と共通点をもった人がすぐに見つかります。
自分のことを理解してくれるのは、とてもうれしいことです。
そのために、つい信用してしまう事になります。
しかし、ネットの匿名性と秘匿性を利用した、悪意ある攻撃に対しての知識や経験がないと、気の許せる仲間と勘違いしてしまい、
犯罪に巻き込まれることになってしまいます。
「殺す」のチャットで逃げ出した中学生も 東京都の調査」
SNSトラブルを防ぐために重要なこと
① 親子のコミュニケーション
時間制限や禁止事項を決める前に、
スマホのリスクはなにか?
どんなことが起こりうるのか?
を親子で話しておくことが重要です。
一方的に説明するのではなく、共有する意識が大切です。ぜひコミュニケーションをとってみてください。以外な発見もあるかもしれません。
大切な”親子の会話”ですが、どんなことを話たらいいのか私なりに考えてみました。
説明するのではなくあえて、「対話形式」にしてみました。
どの年代でも一度は聞いて、「どう思っているのか」確認したいことです。食事中でも、リビングでもどこでも構いません。聞いてみてください。
SNSで間違った投稿したらどうなると思う?
→投稿したら削除できない。一生残る危険すらあることを伝えましょう
携帯料金はどうやって支払いしているか知ってる?
→携帯料金は”後払い”であることを伝えましょう。また、ネット決済の怖さ(セキュリティなど)も大切です。
ネットを使うと怖いことってわかる?
→匿名性と秘匿性が高いことを伝えましょう。相手がだれかわからない、嘘もかんたんにつける
ネット詐欺ってしってる?
→焦りや動揺を誘って、誰かに相談できないように仕向けてきます。
闇バイトって知ってる?
(周りで見たり聞いたりしてない?)
→周囲の友達から勧められて安易に乗ってしまうことが多いです。
アカウントの管理ってどうしてる?
誰かにバレたらどうなると思う?
→以外と雑だったりします。パスワード管理方法とバレた場合の対処方法について伝えましょう。
②リスクを知る
短時間の利用でも、使い方次第で思わぬ問題につながることがあります。
特にAIの発達によりフェイク動画や画像が社会問題化しています。
親世代にはあまりなかったことですが、
子供から相談しにくいのもあって、発見が遅れることもあります。
《最近のトラブル事例》
●SNSでの誹謗中傷または炎上
●LINEなどのグループ内でのイジメ
●出会い系・なりすましアカウント被害
●無断課金・高額課金
●詐欺メッセージ
●個人情報流出(名前、写真など)
●フェイク画像や動画による被害
●スマホ依存症
●ウィルス感染
●闇バイト勧誘
スマホは「危険」ではなく「使い方」が重要

スマホやSNSそのものが悪いわけではありません。
最終的に子どもを守るのは、
子ども自身の判断力です。
親がすべてを管理し続けることはできません。
だからこそ、危険をゼロにするのではなく、どう向き合うかを伝えることが重要になります。
「親に相談しづらいサイトをあけてしまった」
「友達とうまくいってないといいづらい」
「親にいうなと言われた」
いろんな理由でとても言い出しにくいと思います。
便利なツールを自分に合わせて使えるようになる必要があります。
・だまされるよりも”活用する”
・巻き込まれるよりも”うまく付き合う”
これが、これからの子供たちに必要不可欠な能力となります。
「親が教えてあげられないのは恥ずかしい」そんなことありません。
だって自分たちが子供の時にこんなことありませんでしたよね?
この力を育んでいけるように、子供たちと一緒に親も学んでいく時代です。


